「住宅の処分に関する勉強会in青木平」に参加してみました
青木平では、10〜20年後を見据えた様々な取り組みを行っていて
そのひとつに青木平への移住・定住を推進する活動があります。
青木平自治会では、青木平のホームページに住宅情報を載せたり
住んでみたくなるような住宅地を目指した環境美化活動などを行っていますが
そのいずれにも共通する空き家対策にも力を入れています。
そして、2024年9月11日にはその一環として『住宅の処分に関する勉強会』を開催しました。
自治会としては珍しい試みと言われるこの勉強会は、青木平区民を対象に
静岡県司法書士会、富士宮市役所 建築住宅課、クローバー不動産より講師をお招きし実施されました。
第1回目となるこの日の勉強会の冒頭、武井区長は
「新しい世代に引き継いでいく楽しくて美しい青木平を作っていきたい」
とご自身の思いを語られ
「空き家をどうするかという考え方から一歩進めて、空き家にしないためには
どうすれば良いかという知識を得て、家の処分について考えなくてはならなくなった
時のために備えていけたらと思う」
と今回の勉強会の意図を説明されました。
静岡県司法書士会の司法書士 田中浩彰さんからは
空き家の問題点や相続上の手続きについて、素人の私たちにもわかるように
専門用語の解説を交えながらの講話がありました。
相談先としての、弁護士と司法書士の役割や効力の違いなど
知識として持っていることでいざという時に困らないようにという
お話も聞くことが出来ました。
富士宮市役所 都市整備部 建築住宅課 伊東さんと稲葉さんは
富士宮市の空き家の事例を織り交ぜながら
市役所としての空き家に対する対応や税金などの措置について
説明して下さいました。
勉強会には、移住定住促進でお世話になっている企画戦略課の磯さん
も参加されました。
また、クローバー不動産 代表 村松美也子さんからは
売却となったときの具体的な手順のほか
住宅設備の修理履歴などを控えておく事や
日々の生活の中で不用品の処分をこまめに行っておくなど
事前に準備しておくと良いことについて細やかなアドバイスがありました。
講師の皆様のお話が終わると、濵田副区長からは
2024年度の青木平区の空き家・空き地等の調査結果や
青木平自治会が行っている空き家対策についての説明もありました。
また、質疑応答の時間も設けられ参加者からの声も拾われました。
住宅の処分に関する勉強会といっても実際に処分に困っている人や
売却を検討している人だけを対象としているのではなく
知識を得たいと思う人ならどなたでも参加できるものです。
青木平区民館で行われることもあり、堅苦しい雰囲気は無く
専門用語もわかりやすく説明してもらえました。
青木平自治会では、今後も身近で相談しやすい場として
勉強会を実施していきたいと考えているようです。
編集部 Atsuko