地域防災訓練で災害に備えましょう!
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コロナ禍で一般区民参加の防災訓練は中止が続いていましたが
12月4日に行われた地域防災訓練では、199名の区民が参加し
青木平中央公園への避難を行う従来型の防災訓練を実施することが出来ました。
青木平では、各班ごとに集合し防災委員の指示のもと青木平中央公園に避難します。
コロナ禍で班で集まる機会も減ってしまい、久々の顔合わせに話も弾みました。
「東日本大地震の時は家に1人だったから、怖くて心細くて思わず外に飛び出たら
お隣さんが声をかけてくれて気持ちを落ち着かせることが出来たんだよ」
と当時を思い出しながらお話される方もいて、災害時には特にご近所さんの存在は
心強いものだと改めて感じました。
自治会活動に子供たちも参加
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昨今、学校では自治会活動へ積極的に参加するよう指導が行われているようです。
この日も中学校の先生が、子供たちの様子を見守りにいらしていました。
武井区長から「小中学生の皆さんの力におおいに期待しています」
という言葉と共に紹介された子供たちは
少し恥ずかしそうにしながらも元気に自己紹介をしました。
そんな子供たちの姿を見ていて思い出したのは、自分の子供の頃の事。
静岡県では「明日来るかもしれない東海地震」と言われ
私の小学生の頃から学校では、防災頭巾を被り机の下に入る練習や
運動場へ避難する訓練を繰り返し続けて来ました。
それからはや40年以上が過ぎましたが、いつ起きるともしれない地震に対する
備えは、このところ必要性を増している様に思います。
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救護班・給水給食班・消火班に分かれて防災訓練
救護班
テント・簡易トイレの設営やAED操作の訓練を行います。
救護用テントの設営では、組み立て作業を経験することで
パイプの色分けされた接続部分に注意しながら
外れやすい骨組みをセットするコツの様なものが解りました。
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給水・給食班
給水ポンプ(浄水器)の操作や炊き出しの訓練を行います。
お湯で15分、水なら60分、注いで待つだけでご飯が出来る
アルファ化米飯の試食が行われました。
手軽なうえ味も美味しくてピラフは特に人気でした。
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災害時の非常食として富士宮市役所から支給されるこのアルファ化米飯は
長期保存が可能ですがそれでも賞味期限はあるため、定期的に交換を行なっています。
来年1月に行われる " どんど焼き " の際にもアルファ化米飯を
区民の皆さまにお配りする予定です。お持ち帰りのうえ家で試してみてください。
またこれを機会に、各家庭に備蓄されている非常食の
賞味期限チェックをしてみるのも良いかもしれません。
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消火班
消火器を使用した消火訓練と消火栓操作・可搬式消火ポンプによる消火訓練を行います。
消火班の訓練に参加していた編集部 wakako.k さんは
「山火事は青木平でもっとも恐ろしい災害です。中学生も真剣に消火訓練に取り組んでくれました。
中学生たちにも何かと重荷を背負わせるようで心苦しいですが、こういう機会があるのはむしろチャンスだと思います。
体験はとても貴重なものだと思います」
と感想を話していました。
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みんなで力を合わせましょう!
地震・台風などの被害は、残念なことに珍しくなくなりました。
自然災害の発生は私たちの力では防ぐことが出来ないので
自治会で協力して取り組めるさまざまな防災訓練を体験して
いざという時に行動できるよう備えておければと思いました。
今年も残すところあとわずか、寒さが厳しさを増すなか
暖房器具を使用する機会が増えています。
火事を出さないように火の元にも注意しましょう!
編集部 Atsuko
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