これが本場ニューヨークのクリスマス! 明日は明日の風が吹く#4
11月の第三木曜日は感謝祭です。
この日は家族が集まり10キロ、15キロの赤ん坊ぐらいもあるターキーを焼いて食べるのが伝統です。
そして感謝祭の次の金曜日が、今は日本でもセールスの代名詞に使われているブラックフライデーです。
セールで安くなるので、この日に多くの人がクリスマスのプレゼントを買いに行きます。
1年間のデパートの売り上げがこのクリスマス時期にかかっていると言われています。
そして感謝祭が終わると町が一斉にクリスマスらしくなります。
狭い歩道にクリスマスツリーを売る店が所狭しと大小のツリーをならべ、もみの木のにおいに包まれる頃になると、ニューヨークでは公園や広場に突如ホリデーショップが出現します。特に有名なのは42丁目のブライアントパークや14丁目のユニオンスクエアのもので、200店ちかくの店が軒を連ねます。手作りのジュエリー、石けん、チョコレートから帽子、ランプまで毎年見ていても見飽きません。ワクワクしながらいつもの気に入りの店に行ったり、新しい店をのぞいてみたりします。
もう一つのニューヨークの名物が建物のイルミネーションです。有名宝石店がこぞって趣向を凝らし、デパートは建物全部をスクリーンにみたてて音と光のショーを繰り広げます。
感謝祭には誰もがターキーを食べますが、クリスマスは地域や人種によって食べる物が違ってきます。北部ではローストビーフ、南部ではハム、またイタリア人の家庭では7つの違う種類の魚がメインになります。
日本でお正月に年賀状を送りあうように、アメリカではクリスマスカードにその年に起こったあれこれを書いて送りますが、その時に注意しなければならない事があります。クリスマスの決まり文句であるメリークリスマスはキリスト教のものなので、ユダヤ教であるユダヤ人の方には Season’s Greeting(季節のご挨拶)や Happy Holidays(楽しい祝日を)などのカードを送ります。バーブラ ストライサンド、アインシュタイン、グウィネス パルトロウ、スティーブン スピルバーグ、ハリソン フォードなど皆さんユダヤ系アメリカ人です。
ここ青木平でも、あちこちの家のドアにクリスマスのリースが飾られています。
あなたは誰とどんなクリスマスを過ごされますか?
MM