7月11日、富士宮市立富士宮第四中学校の生徒さん2名が、青木平に校外学習に来てくださいました。
ご質問いただいたお答えを掲載させていただきます。
Q. 青木平では自然をどのように活かしていますか。 (何か他の地域にはない工夫などはしていますか。)
A. 青木平は36〜7年前に西ノ山を造成し、住宅地として開発されました。
▶︎ 造成:自然の地形のままでは使いにくいので、高いところを削り、傾斜のあるところを削り平らにし、へこんだ場所に土を入れ平らにすることで
人が使いやすい平らな土地として整備すること。
青木平は、木々が生い茂る森に囲まれた高台にあり、富士山と森の緑とが調和した自然の美しさを楽しめる場所です。
美しい自然の景観を楽しめる住宅地であり、森の中を散策できる遊歩道もあります。
美しい自然の景観こそが青木平の財産と言えます。
日常生活の中で、自然を観察し、感じることができる場所でもあり、このことは青木平に住む人々の自慢でもあります。
このような他の地域にはない青木平の良さを全国にアピールするためホームページを開設し
青木平に移り住んでもらう取り組みを昨年の6月から開始しました。
青木平の素晴らしい自然の景観を生かし、将来起こるであろう高齢化に伴う人口減少を防ぐための取り組みを行なっています。
Q. 自然を守るために何か取り組んでいることはありますか。
A. 自然とは、一般的には『人の手を加えない、ありのままの状態』を指しますが、美しい景観を守るためには人の手を加えることも必要となります。
30年前、青木平の住民が中心となり、『里山づくり』が行われ、森の中の遊歩道の整備や、貴重な野草の保護などを行なってきました。
しかし、最近は住民の高齢化も進み、『里山づくり』の取り組みが困難な状況になっています。
『里山づくり』は地道な取り組みです。また、自然保護に対する意識も高くないと継続が困難な取り組みと言えます。
青木平の住民に限らず自然を愛する人達が気軽に森の自然に触れ、楽しめる環境を維持していきたいとの思いはありますが
それには多くの協力者の力が必要となります。
是非、四中生の皆さんで話し合ってみてください。そして、若い皆さんの行動力に期待しています。
また、自然を守るとともに景観整備も重要です。
多くの人が暮らす青木平では、いま、『美しい青木平』、『住んでみたくなる青木平』を合言葉に草刈りボランティアの活動を実施しています。
自然の力は強大です。自然の前では人の力はとても小さく微力です。
しかし、人の手を加えなければ、自然の力に覆い尽くされ、雑草がはびこる地域となってしまいます。
雑草がはびこる、寂れた土地には人は住もうとは思いません。常に人の手を加え、美しい景観を維持していくためにも、自然との調和は欠かせません。
Q. 「自然」があることで住む人は増えていますか。
A. 富士宮市が発表している人口統計資料から調べてみると青木平に引っ越して来られた世帯は以下の表の通りです。
年度 |
月日 |
人口 |
男 |
女 |
世帯数 |
2018 |
4/1 |
851 |
408 |
443 |
387 |
2019 |
4/1 |
849 |
399 |
450 |
393 |
増減 |
▲2 |
▲9 |
7 |
6 |
自治会調査の結果は、今年の4月から7月までの間に青木平に引っ越してきた家族(世帯)は5家族です。
去年の四月から今年の3月までの間に引っ越してきた家族(世帯)は9家族で、わずか1年半の間に14家族(世帯)が青木平に引っ越してきています。
引っ越してくる理由の一つには『自然の豊かさ』、『景色の美しさ』があると思います。
将来の青木平を考えてみると、高齢化の進行とともに青木平から離れる人達も増えてきます。
他の土地に移り住む人が増えれば、『空き家』も増えてきます。
『空き家』を放置すること無く、新しい人が移り住んでくれるような地域づくりを目指しています。
自然を大切にし、自然の力にも負けず『美しい青木平』、『住んでみたくなるような青木平』を維持していくことが大切です。
これからの社会はコンピュータや、人工知能AIをより活用したIT社会へとさらに変化してくると考えています。
工場やお店で働く人以外にプログラミングを仕事とする人、プログラマーもさらに増えてきます。
プログラマーはインターネットが使えればどこでも仕事ができます。
またテレビ会議や、webカメラを利用した会議が主流の社会が到来します。
都会の騒々しさから離れ、自然豊かな、静かな場所で仕事ができれば最高です。
こんなことを考え、快適に仕事ができる場所を探している人もきっといるでしょう。
青木平区は、このような人の目に止まることを期待し、ホームページを立ち上げました。