あれなーに?
木の枝の間にまあるい変なものがあるの、気づきました?
中央公園の大きなケヤキの木に、目立つまあるい草?木?がありますね。
ケヤキの枝とは違うようだし、鳥の巣にしては大きい。
冬にケヤキの葉が落ちると良く目立ちます。
これはヤドリギといって、樹木に寄生する木の仲間です。
でもなんであんな高い所に生えているのでしょうか。
地面からツタが登っていっているわけではなく、この場所から
丸く広がってはえています。
どうしてこんなことができるのでしょうか。
これはヤドリギが鳥に手伝ってもらったからなのです。
どういうことかというと・・・
このヤドリギの実は、とてもネバネバしています。
この実を鳥が丸呑みします。そしてウンチをします。すると・・・
ネバーっとしたウンチに種が混ざり、そして木の枝にベタッとくっついて
そして発芽するというわけです。
このヤドリギの実は直径5mmくらいで、ヒヨドリぐらいの大きさの鳥なら
丸のみして食べられるサイズですが、なぜかキレンジャク、ヒレンジャクと
いう鳥が好んで食べることが知られています。
キレンジャクもヒレンジャクも比較的珍しい鳥で、私は青木平でみたことは
ありません。でも、あのヤドリギをみるたびに、レンジャクかレンジャク
が青木平に立ちより、あそこでウンチをしていったんだなあ、黄色かな緋色かな
と光景が目に浮かぶのです。
木のヤドリギの話がいつのまにか鳥の話になってしまう、あれだーれ?
坂東誠(ばんどうまこと)青木平に生息するバードウオッチャー。
L=180cm,W=185cm。背が高く、腕が長いこと、髪の毛が立って
いる(ときどき)のが特徴。
以前は青木平を塒(ねぐら)にしているだけだったが、さいきんは仕事も自宅
でするようになり、昼間の目撃例多数。
ばんどうというバードウオッチャーは♂♀いるが、ばんどうまこと、は♂。