Q_将来を見据えた青木平区の長期的な課題の一つ目は『人口減少』であると云うことは分かりました。
では、二つ目の課題は何ですか?
やはり他の地区と同様に、『高齢化』の進行です。青木平区の高齢化率は現在、2020年1月のデータでは37.1%となっています。富士宮市の高齢化率は28.8%ですので、青木平区は市全体の割合より10%程高い状態となっています。
今後、誰しも等しく歳を重ねて行くわけですが、『お互い様』の精神でご近所のご高齢者の方々に対して『何気なく気にかける』ことが大切だと考えています。青木平区では班を中心に『近隣見守りサポート』を推奨しています。普段から何気なく気にかける、時々声をかける、ゴミ出しなどの小さなお手伝い等の行動を見守りの基本とし、推奨しています。
しかし、『見守り』活動は相手があり、人との関係が影響します。私を含め、誰しも『人の世話にはなりたくない。人に迷惑を掛けたくない』との思いを強く持っています。
これからは時間をかけ、『多少は人の世話になっても良いんだ。多少は人に頼っても良いんだ。』と云う気持ちに変えていくことも大切です。それには共に支え合う『お互い様』の気持ちを育てていくことだと感じています。
『高齢化』にともなう課題として『認知症』の問題があります。
富士宮市が行っている『認知症サポータ養成講座』を役員を中心に毎年受講していきます。
『認知症』に対する正しい知識を身につけた人達が多ければ多いほど適切な接し方が可能となります。
『認知症になっても元気で永く青木平に住み続ける事ができる』地区でありたいと考えています。
最後に、『青木平区の将来ビジョン』の実現に向け、ご理解と、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
青木平区 区長 武井信夫